2015年11月28日土曜日

Daughter 聴いてきました。


新木場スタジオコーストで開催された音楽イベント
「Hostess Club Weekender」(2015.11.22-23) に行って参りました。

私が行った22日の参加アーティストは全4組。
そのうちのひとつがイギリスの3ピースバンド Daughter 。私が大好きなバンドです。





真ん中の女性がボーカル・ギターのエレナ、左がドラム・パーカッションのレミ、右がギターのイゴールです。2010年にエレナを中心に結成されてから、すぐに有名レーベルに見出されて瞬く間に人気バンドになりました。

今回のイベントで初めて生演奏を聴くことができたのですが、演奏も歌もとっても安定していて実力を感じました。(私の後ろにいた見知らぬおじさまも「うまい...」とうなっていました)
3人の落ち着いた佇まいも素敵。とても自分と同年代とは思えなかったです。



Daughter の音楽の特徴は、エモーショナルで詩的な歌詞とそれを歌うエレナの繊細な声、聴く人を包むような残響です。

Daughterの歌詞はエレナが書いています。
去りゆく恋人への思い、傷ついた心...。
彼女の書く詩のキーワードは「喪失」だと思います。
それなのに聴く人に癒しや希望を感じさせるのは、失うことを受け入れる雰囲気があるから。
何というか歌詞に「悟り感」があるんです。人生ってこういうものよ、という。
「失うことは美しいこと」そう思わせるような力すらあるのですが、これは彼女の美しく詩的な表現によるものだと思います。

そして、聴く人が自分なりの解釈をできるような曖昧さがあるのも特徴。
自分の心を投影しやすいので、多くの人の共感を誘います。

残響(音が響くかんじ)もまた、Daughter の世界観作りには欠かせないポイント。
エレナの少しかすれたささやくような歌声を響かせることで音楽のデリケートさが増し、歌詞の切なさがより私たちの心に伝わるようになっています。


Daughterの曲の中でも癒し効果の高い「Medicine」↓
残響ばっちり効いています。





壮大で神々しい雰囲気がどことなくエンヤを思い出させるなあと思っていたら、やはりアイルランド音楽の影響を受けているそう。
アイルランド音楽の神聖な雰囲気が好きな方、切ないアンニュイ雰囲気が好きな方は
Daughter 気にいると思います。

ぜひチェックしてみてください :)

Daughter : http://ohdaughter.com


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